パプリカの栄養や効能、食べ方

最近お気に入りのパプリカ

パプリカは苦味が少なくて甘さがあって、生でも食べることができるんですよね。
サラダなどに利用すると彩りを明るくして入れますし、ピーマンのよりも青臭さが少ないので生でもバンバンいただけます。

鮮やかな赤い色はピーマン同様、緑黄色野菜という証拠です。
非常に素晴らしい栄養をもったパプリカは美容にもいい食品なので、栄養素や特徴をよく理解してお料理にどんどん利用しましょう。

ピーマンと同じ種類、でも甘くておいしい

ナス目ナス科トウガラシ種のピーマン、実はパプリカも同じ種です。
栽培品種の違いでこんなにも味に違いが出るなんて驚きですが、ピーマンの場合、シシ型、エル型、シシトウという種類があり、パプリカはベル型です。

では栄養価はどうなのかというと、実は非常に優秀な野菜腕、ビタミンC、βカロテン共にピーマンの2倍くらいあり、ビタミンEはピーマンの5倍という栄養価を誇っています。

βカロテンは人の体内でビタミンAに返還されることで、髪の毛、視力、粘膜、さらに皮膚の健康維持につながり、呼吸器系統を保護するという栄養素といわれています。
つまり、肌を美しく保ちたいということならパプリカはもってこいの野菜ということです。

またパプリカは毛細血管の強化にもつながる野菜で、出血を予防するということ、さらに血液の流れをよくしてくれるので、新陳代謝の向上、体温調節、糖尿病などにも高い予防効果があるといわれています。

色によって栄養効果が違うという特徴もある

赤パプリカは強い抗酸化作用があります。
βカロテン、ビタミンC、Eも豊富、この赤い色はカプサイシンという色素によるもので、これが抗酸化作用の元になっています。
コレステロール排出作用もあるので生活習慣病予防にも一役買ってくれそうです。

黄色パプリカはビタミンCが豊富で美白、美肌に最高の野菜です。
疲労回復効果も強く、シミ、そばかす予防にもなりますので、これも女性の強い味方になりそうです。

オレンジパプリカは最も栄養素が高いパプリカといわれていて、ビタミンC含有率はピーマンの3倍、つまり赤パプリカよりも多いです。
更にカプサイシン同様の抗酸化作用を持っているβカロテンについてはピーマンの20倍といわれていますので、非常に高い栄養素を持っています。

生活習慣病予防、美容効果も高く、アンチエイジング効果が期待できるビタミンE、さびない皮膚を作る栄養素も含まれています。

パプリカ、健康と美容のためにドンドン食べよう

生でもおいしいのですが、パプリカの栄養素を吸収よくするためには油と一緒に調理するのが一番といわれています。

ビタミンCが豊富なパプリカですから熱を加えると栄養価がもったいない?という人がいますが、実はこのパプリカのビタミンCはビタミンPの働きによって壊れにくいので、火を通しても大丈夫なのです。

パプリカとベーコン、ナスやトマト、すりおろしにんにくなどをサッと炒めてコンソメを加えて暫く中火で炒める、トマトが崩れかかってきたら塩コショウで味を調えてラタトゥユで頂くと野菜もたっぷりとれて栄養満点です。

暑い夏などにはさっぱりしたものが食べたくなりますが、黄色と赤のパプリカを炒めて、粒マスタード、酢、砂糖、塩などで調味液を作っておきそこにつけ冷蔵庫で冷やして食べると食欲がない日でも食べられます。

お肉料理のつけあわせにもいいですし、小鯵をあげたものにこれをかければ、即席南蛮漬けもできます。