日焼け止めの正しい選び方
美容師は美しくなければならない・・・美白にも気を使います
紫外線というのは1年中注いでいるのよ、だから1年中、洗濯物を干す前からしっかり日焼け止めを利用するようにしないと・・・と先輩から聞いて、忠実に守っています。
美容師というのはお客様のお手本にならなくてはならない、それはヘア以外にお肌も同じ事で、うちの美容室は着付けのメイクやパーティーメイク等も行うので、きめ細かく美しい白い肌は基本なんです。
お客様から日焼けや美白などについて質問を受けることもあるので、紫外線などについてもしっかり講座や教室に通ってある程度の知識を得ています。おかげさまで美白ということにかけてはしっかりケアできているつもりです。
SPFってなに?これをまず理解しましょう
皆さんは日焼け止めを利用するとキャンプインストラクター、SPFとかPAという表示をみることがあると思います。SPFというのはサン・プロテクション・ファクターの略で、この数値はシミ、そばかすなどを作り出す有害といわれる紫外線B波、UV-Bを防御できる数値です。
この数値が高くなるほど防御効果が上がるということではなく、SPFが高いというのは塗った瞬間、紫外線から守る強さが大きいということです。つまり、有害な紫外線B波から肌を守ってくれる時間を表しています。
SPF35という場合、何も塗らない時と比較し、35倍の時間、日焼けを予防できるということになります。外回りが多い営業などの場合、SPFが高い日焼け止めが必須、通勤のみ紫外線を浴びるという方は、この数値が低いものでも十分なのです。
PA値って何かしっていますか?
PA値というのは、プロテクション・グレイドオブ・UV-Aの略です。これはシミ、たるみなどを作り出す有害な紫外線A波、UV-Aから肌を保護する働きを持っています。
>> SPFとPAって何?-美白のためのUVケアを徹底解説!
皆さんがこのPA値でよく目にするのは「+」の表示だと思います。PA++++となれば強い、弱いとPA+と表記されていますので、日中屋外にいることが多いという人は+がより多いものを、日中ほとんど室内という場合、PA+くらいで十分ということもあります。
実はこのPA値もSPFに関しても「値が強くなるほどお肌に負担」という商品が多いので、「必要に応じて状況にあったものを必要に応じて使い分ける」ということが非常に重要な事となるのです。
自分の生活に一番合っている日焼け止めは?
私の場合、室内にいて通勤くらいしか外出することがないので、通勤の際にSPF20、PA++くらいの日焼け止めで十分カバーしてくれます。外回りが多い営業などの職種の場合、SPF50、PA++くらいは必要、炎天下でずっと仕事をされるという方はSPF50、PA++++の日焼け止めを利用する方がいいでしょう。
日焼けをすると肌が一気に乾燥し、小じわの原因になる事も多いです。10代、20代だから大丈夫と思うのではなく、将来を見越して30代、40代になってもキレイな肌でいられるように、日焼け止めを効率よく使うことを考えてください。
ギフトとして贈る際も注意しましょう
このように日焼け止めは、使う人の年齢や生活スタイルによって、最適なものが大きく異なるという特徴があります。現在は、誕生日のプレゼントや母の日のギフト用として、女性用の日焼け止めが選ばれるケースも少なくありませんが、贈る際は相手に最適な日焼け止めを贈るようにしてください。もし、相手の肌や生活スタイルに合わないものを贈ってしまうと、プレゼントやギフトとしてまったく意味をなさないため、注意が必要です。
相手がどのような日焼け止めを使ってるかを直接聞くのが確実ですが、日焼け止めに記載されている情報や販売スタッフの意見を参考に選ぶのもよい方法といえるでしょう。